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「トットのたね」

先生おしえて☆イヤイヤ期のお子様への保育

保 育

 

今回のテーマは…

「イヤイヤ期のお子様への保育」 について

 

保育の現場やご家庭でも対応に困っているという声が聞かれる

「イヤイヤ期」のお子様への接し方について

トットメイトのスタッフ育成グループの先生方に

この時期をどう考え、どんな声かけや援助を行っていくのが良いか

ヒントを教えてもらいました。

 

~そもそもイヤイヤ期ってどんな時期?~

生まれたばかりの赤ちゃんは自分と周りの人の区別がついていません。

ママ・パパをはじめ、周りの人も自分と同じ考えや心を持っていると思っています。

それが1歳半ごろになるとだんだん「自己主張」が始まり、

1歳後半~2歳頃までの間になるとお子様に「自我」が芽生えはじめます。

ここでやってくるのが「イヤイヤ期」と呼ばれる第1次反抗期です。

「魔の2歳児」という言葉でも表現される通り、

まだ自分の気持ちを言葉にしてうまく伝えられない2歳頃にピークを迎えるとされています。

もちろん個人差はありますが、

一般的には少しずつお話も上手になってくる3歳頃にはだんだん落ち着いてくるようになり、

4歳を迎える頃には気づけばいつの間にか終わっていた!と感じる方も多いようです。

 

~どんなふうにお子様を関わっていけば良いのでしょう?~

(イヤイヤ期の子どもだけではないですが)

子どもの言葉や行動の背景にあるその子の気持ちを想像してみることから始めましょう!

 

~イヤイヤ期の子どもの気持ちって?~

自分で決めたい!

手を出してほしくない!

触らないでほしい!

自分でやりたい!

全部初めから自分で!

でも、すべて一人でできる事ばかりではなく、色々思ううちにどうしたいか、自分でもわからなくなった!

などが挙げられます。

 

~このような子どもの気持ちを想像しつつ、できる援助は?~

★その気持ちに寄り添い、待つ

例) 遊びに夢中で止められないとき

まずは遊びたい気持ちを分かってあげる。次にする活動を知らせる。みんなも待っているよと誘ってみる。

○○に変身して、■■に行こうか!と誘ってみる。

 

★イヤな理由を探り、言葉にして返す(代弁する)

例) 「自分でやりたかったんだよね」など

 

★解決策を提案したり、選択肢を与え促す

例) 「給食食べたらまたやろうか」「今度は一番にやろうね」など

 

★気持ちを落ち着かせ、見守る

 

★完璧にできていなくても、子どもの自分でやった!という気持ちを大事にする

 

★大人の価値観をおしつけない

例) 晴れの日に長靴を履いていっても、OK◎

 

など、保育者はゆとりをもってお子様の反応を受け止めてあげられるといいですね。

 

 

~イヤイヤ期は子どもの成長の証~

イヤイヤ期にいざ直面すると親御さんをはじめ、保育者は大変な思いをするかもしれません。

でも、イヤイヤ期は子どもの成長過程、子どもの人生にとってとても大切な時期です。

イヤイヤ期を迎えたこと自体、脳が順調に成長しているという証です。

3歳になると脳が発達し自分の気持ちがコントロールできるようになってきます。

この時期の子どもの甘えを周りの大人が受け止めてあげることで

自己肯定感が育ち、自信を持つことができると言われています。

高い自己肯定感を持っていることは今後のお子様の成長・人生において

とても重要です。

イヤイヤ期は自己肯定感を育てるチャンスとも言えますね!

 

いかがでしたか?

あなたの悩みは誰かの悩み。

みなさんもお子様のイヤイヤ期で悩んだときにはぜひ参考にしてみてください☺

 

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